発刊図書案内
GMP教育訓練の手引き

当協会GMP委員会の専門部会の一つであります「GMP教育部会」では、会員会社の製造現場におけるGMP教育に関する調査・研究を行っております。同部会におけるここ数年間の活動は、製造現場に初めて携わる新入社員教育の一助となるよう、初任者用教材として「医薬品のGMP−改訂版−」(平成9年2月発刊)及び「医薬品のGMP問題集」(平成10年3月発刊)等を発行するなど、会員会社の参考に供してきました。

その後、同部会では、教材の作成から一歩踏み込んで、実際のGMP教育をどのようなシステムで実施すればよいかについて調査・研究を行いました。当部会では、まず、各社がどのようなシステムでGMP教育を実施しているのかを実態調査するため、平成10年10月に当協会GMP委員会加盟企業(当時:71社)を対象に「GMP教育訓練」に関するアンケート調査を実施いたしました。その結果、54社75事業所から回答を得ました。アンケートの中で、「貴社ではGMP委員会が作成するGMP教育自主基準を利用されますか。」という質問をさせて頂きましたが、その結果、約90%の事業所で「利用する」という回答を頂き、各社が自社のGMP教育の基準がどのレベルにあるか判らず苦慮されている現状が映し出された結果となりました。また、GMP教育についてどのような項目を望んでおられるかという質問がありまして、これについては、教育の評価方法が最も多く、ついで、教育方法、教育システムと続きました。同部会では、これらのアンケート結果を解析するとともに、各社が利用し易い「GMP教育自主基準」の作成に向けてGMP教育システム、教育方法、教育時間、記録、参考書等について検討を行いました。

今般、その検討結果をまとめ、「GMP教育訓練の手引き」の冊子と題した小冊子として完成いたしました。同冊子は、GMP教育担当者の手引きになるよう、導入理論教育、定期教育(継続教育)、責任者教育(階層別教育)、非定期教育、及びSOP教育の5項目に大別して、それぞれの定義を明確にするとともに、具体的な教育内容と教育記録についてまとめております。また、アンケートの集計結果を巻末に掲載しております。当協会では、同冊子が会員各社のGMP担当の方のGMP教育計画及び管理上、非常有用であると考え、会員会社の皆様に実費で頒布させて頂くことになりました。

体裁A4判約80 頁
図書コード:165

(注)この冊子は大薬協会員会社のみに頒布しております。

頒価についてはこちらをご覧下さい。

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